記事内にプロモーションを含む場合があります 子育て

切迫早産入院中36週5日第2子出産レポート

切迫早産で入院中 36週5日第2子出産レポート
まりなアイコン

まりな

フリーランスwebライター| 2018年生まれ男の子/2024年生まれ女の子のママ| 強めのHSP| 自由に生きたい30代

2024年2月第2子を出産しました。

33週で出血し、切迫早産と診断され即入院!
退院することなく36週5日でのお産となりました。

切迫早産入院中から、出産当日の経過をお伝えしようと思います。

妊娠35週で逆子!帝王切開?!

逆子体操 1日3回10分間猫のようなポーズをして胎動のある方にごろんとし、そのまま寝ると良いと教えてもらいました 推奨していない産院もあるようですね

35週妊婦検診の経膣エコーで、院長先生が「ん 頭じゃないな…。」と…
「第一骨盤位」逆子になっていることがわかりました。

1人目は1度も逆子にならなかったのでびっくり。
最近お腹のすごく下の方を「ていていていていっ」とされているのは、そのせいだったのだとわかりました。
わたしの場合羊水が多く、まだまだ動き回りやすい状態だったようです。

もし戻らなければ帝王切開。
その日から逆子体操をすることになり、
助産師さんが絵を描いて教えてくださいました。

1日3回10分間猫のポーズをし、胎動のある方にごろんとして、そのまま寝るといいとのこと。

安静生活の入院のはずが、地味に辛い体操をすることに…。

看護師さんたちも回れる余裕があるから戻るのではないかと言ってくださいました。
「体操をして、あとはお腹の子にいいきかせてね。」と声をかけてくれたので、たった1人の大部屋で「頭を下にしてね」と、赤ちゃんにたくさんお話しました。

ネットで調べると、週数の早いうちに逆子になり、34週くらいまでに頭位に戻ることが多いようです。
わたしのように36週間近で逆子になるケースは珍しいのだろうと、不安になるばかりでした。

切迫早産で破水を心配していたところに、逆子になり帝王切開の可能性が出てきたりと、妊娠・出産は次から次へと心配事ができるものだと改めて痛感です。
不安な気持ちを抱えて、1日に何度も逆子体操をして過ごしました。

また入院したときから、安静生活によって筋力が落ちた状態で経膣分娩ができるかという不安がありました。
そんなこともあり、夫は「帝王切開は悪いことではないし、安全でいいのではないか」と考えていたようです。

「帝王切開になったとしたら、赤ちゃんがその方が安全だと判断したんだ」と思うようになりました

まりな

2日後の診察でエコーで確認したところ、まだ頭が上にありました。
逆子の場合38週で帝王切開することが多いそうですが、院長先生から羊水が多いわたしの場合は破水の心配があるため、37週に入ったらすぐに手術という説明を受けました。
ただ、まだ回れそうな余裕があるから1週間で頭が下になるのではないかとのこと。

逆子体操の効果に、少し期待していたのでショックでした。
夫に報告すると「まだ体操始めたばかりだから焦らず」と、相変わらず落ち着かせてくれました。
確かにすぐ頭位に戻ったとすると、逆にまた逆子になってしまいそうで、それはそれで不安ではあったのです。

逆子 足のツボに電流を流す機械

その日から午後のNSTの時間に、機械で足の裏と小指に電気を流してもらうことになりました。

また赤ちゃんにも個性があり、自分にとって心地いい体勢でいるものだから、頭位でなくても悪いことではないということを知りました。

診察のない日は確認しようがないので「頭上かな…下かな…」と、ぐるぐる考え続けていました。

そんな中なぜわたしは帝王切開がしたくないのだろうと思い、ノートに書き出してみたんです。

  • 麻酔で寝ている間に生まれたら、産声が聞けないかもしれない
  • すぐに抱っこできないかもしれない
  • すぐに授乳できない
  • 上の子がいるのに回復が遅いと困る
  • 自然なお産ではない気がする

深掘りして考えると「想像していた出産と違う」ということが嫌なのだと気付きました。
1番大切なのは安全であることなのに、かたちに拘ってしまっているのです。
一旦マイナスな感情を整理して、受け止められました。

調べてみると、事実として「逆子による帝王切開」の割合はかなり低いようです。
ふと、お腹の下の方をていてい蹴られることがなくなっているように感じ、不思議と逆子が治っているような気がして、夜は逆子体操をせずに寝ました。

36週で頭位に戻る

翌日36週4日診察でエコーを見た瞬間、院長先生が「あっ!頭っ‼」と。
逆子が治っていました!
頭が下の状態で固定されるため、もうおりてきてほしいとのこと。
その場でリトドリン2A 25ml/hから15ml/hに減らすことになりました。
「場合によっては、明日点滴を止めます。」とのこと。

帝王切開でも受け入れるよう、心の整理はできていたとはいえ、とても嬉しかったです。

体操がどうだったとかいうより、赤ちゃんが考えてそうしてくれたんだ!と思いました。
早く陣痛がきて欲しいような、退院して体力を戻す時間が欲しいような…そんな気持ちになりました。

点滴を外して張り返し?

翌日院長先生から指示があり、朝7:20に看護師さんに点滴を外してもらいました。
これで腰が痛くなったら陣痛ということでお産をして、ならなければ退院ということでした。
入院してからスマートフォンを充電するたび「繋がれた感じ」に仲間意識を覚えていたのですが、4週間ぶりに身軽になり嬉しかったです。
ちなみに朝ごはんを食べたあとトイレの個室の中で、相棒となっている点滴スタンドを持ち込んでいることに気付きました。
誰にも見られていないのに本当に恥ずかしくて、ただのスタンドを引いてトイレから急いで部屋に戻りました。
人には会いませんでしたが、廊下の監視カメラには映ったはずです。

NSTをすると、結構な張りを確認。
その後「産前、最後になるかも…」とか思いながらシャワーをしてすっきりしました。

お昼前から強い張りが始まりました。
点滴を止めると張り返しがくることは多いようです。

「これが張り返しかぁ」と思っていました

まりな

出血確認で内診

お昼を過ぎても、痛くはないのですがきゅーっと強く収縮がありました。

16:00には5分おきくらいに、表情に出るくらいの痛みが。

19:10トイレで少量出血。
切迫早産で入院した日の朝と同じでした。

ここで「お産になるんだっ!!」と思いました

まりな

これからどうなるのか分からないので、慌てて歯を磨き、夫に出血したことを連絡しました。
ナースコールをして内診してもらうことに。

陣痛室に

夜間なので初めての先生だったのですが、内診がすごく痛かったです。
これが内診グリグリなのでしょうか。

子宮口はまだそんなに開いていないけれど、良い感じの陣痛がきているとのこと。
「頭下にあるからね。逆子ちゃんじゃないよ。」
これがすごく嬉しかったです!!

助産師さんに、これからお産に入りますと改めて言われました。
いよいよです。

検尿をして19:50陣痛室へ。
夫に「慌てずに来て」と連絡。
単身赴任中で、2時間程離れた場所にいます。
ここまで来てもまだ「本当に出産?」という感じでした。
入院するときにお産に必要な物は持ってきていなかったので、夫に「家にストロー付きキャップを取りに行って持ってきて欲しい」と頼んでいた程だったのです。

初産のときのイメージが強く「今日中には生まれないんだろうな…」と思っていました

まりな

助産師さんが「パパまだかな」と気にしてくれていたけど、お産の進行状況も分かっておらず、ただ待つことしかできませんでした。

妊娠してからずっと「陣痛中から落ち着いた出産」をしたいと思っていて、YouTubeで助産師はるかさんの動画を観て勉強していました。

陣痛は「嫌だ」「怖い」と思うと、遠のいてしまうそうです。
子宮口10㎝の、最大の痛みを経験しないと赤ちゃんは生まれてきません。
陣痛は敵ではなく、お産を進めてくれる味方です。

しっかりと腹式呼吸をして「赤ちゃん会いたいよー」という気持ちで、痛くてもにこっとするようにしました

まりな

おかげで1人きりでもネガティブにならずにいられましたよ。

1人目のときはお産がどう進んでいくのか全く分かっていなくて先が見えず、陣痛中ずっと
「いつ産まれるの?」
「この『おまけ』のはずのいきみ逃しが辛すぎるー」と思っていました。
実際はいきむときは時間も短く、陣痛に耐えている時間の方がメインのように感じたのです。
なので今回のお産では、

  • いきみ逃しの今は、既に本番
  • この痛みが強くなっていくだけ
  • しっかり呼吸をする
  • 陣痛を前向きな気持ちで受け入れて、赤ちゃんに進んでもらう

そんなことを頭に置いて、陣痛に丁寧に向き合えました。

お産の進みの早さに驚く

21:00くらいに便がしたいような感覚になったので、ナースコールをして内診してもらうと子宮口7㎝!!!
当たり前なのですが、1人目のときと進みが違い過ぎて本当に驚きました。
分娩室の準備をしてもらって移動。
といっても、ベッドごと隣の部屋に連れて行ってもらっただけです。
自分で歩いて分娩室へ行き、さらに分娩台にあがらないといけない病院もあるようですが、痛みの中寝たままでよく、とてもありがたかったです。

それからは痛みがかなり強くなっていきました。
おしりの圧迫が強くて本当に便がでそうな感覚になり「おしりから何かでそうですっ…」と言ってしまったのです。
助産師さんに「頭かなぁ。」と優しくいわれましたが、余計なことを言ってしまい恥ずかしいです。

必死で呼吸したけどやっぱり痛くて「どこか押すと痛くなくなったりしますか?」ときくと「横向きになってから押してみましょうか。」と、その後少し腰とおしりを圧迫してくれました。
わたしの場合上の子のときと一緒で、腰は痛くならずおしりが痛くなりました。

夫に再度電話をかけたとき陣痛の波がきてしまい話せなくなり、看護師さんに無言でスマートフォンを渡して話してもらうことに。
まだ着きそうになかったようで、夫の安全のため急かさず切ってくれました。
そして「パパ、後から会えるからね。」と優しく言ってくれました。

このとき「1人で生もう」と心に決めました

まりな

何故か分娩台の握るバーが分からなかったのですが、慌ただしくてどこにあるのか聞けなかったのです。
看護師さんが手を触ってくれた時に、勝手に握って安心できたのですが、忙しくて離されてしまいました。
結局ずっと、生むときさえ、分娩着の胸元を握っていました。…そんな人いる?

最初に陣痛室で、あらかじめ太い点滴針を刺してもらったとき、失敗して刺し直してもらったんです。
分娩室でいざ点滴を流すと、それも失敗していたようで流れず、急遽今朝までずっとリトドリンを流していた針に繋いでも流れていきませんでした。
助産師さんと看護師さんがすごくわちゃわちゃして「ごめんねー。」とか言いながら刺し直しされすごく痛いのですが、陣痛が痛すぎて無反応で耐えていました。

お尻への衝撃で余裕なし

あまりに強いおしりの圧に、うまく呼吸ができなくなってきて、助産師さんに「お腹まで吸うよー。」と声をかけられるも、思うようにいかず。
さらに足が開ききれなくて、先生に「足パッカーンだよ。」と何回も言われても、余裕がなくてしっかり開けずでした。
最後は助産師さんがずっと股を押さえていてくれていたのですが「お尻にきてるね。」といわれた程、ドンッ ドンッと衝撃がすごかったです。
「もう尿でも便でも何が出てもいいやっ!!」という感じになりました。
本当にめちゃくちゃ大きい便が出る感覚でした!

「もうどうなっちゃうのっ?!」と、脳内で誰かに聞いていました

まりな

助産師さんに「次の陣痛でいきみましょう。」といわれることがなくて、いついきむのかよく分からない状態だったのですが、力は入っていたと思います。

第2子誕生

そうこうしているうちにぐおっ!となって「頭出たよ見て!」と言われたけど見えず、いきむとすぐ体も出ました。

21:58第2子女の子の誕生です。

でも泣かなくて、助産師さんが処置台に連れていき、かなり強めに叩いて「頑張ってー!!!」と何回も呼びかけてくれました。
お口の吸引とか色々処置をしてもらい、ようやく少しずつ泣き始めたのです。

後から先生が「赤ちゃんにとって命綱の胎盤が早い段階で剥がれてきたから、心拍が落ちてびっくりさせちゃったね。」と話してくださいました。

胎盤を出すために手を入れているときが痛くて、少し声が出ました。
会陰は擦り傷程度裂けたそうで、麻酔して縫ってもらうことに。
何も感じなかった1人目のときと違い、ちくちく縫われているのが分かって「麻酔効いてないのかな」と不安になりました。

その後院長先生が私服でみえて
「まさか今日陣痛くるとは…。」と言われました。
ずっと慎重に診てくださっていたけど、予想外だったようです。

40分程して、夫到着です。
分娩には間に合いませんでしたが、3人で写真を撮ったりしました。

赤ちゃんは2,290gでの誕生でした。

バースプランで分娩後すぐの授乳を希望していましたが、低体重のため保育器の良い環境に早く入れた方がいいとのことで、赤ちゃんを預けることに。
そして一緒に退院はできないだろうという説明を受けました。
上の子は2週間ほどNICUに入っていたので「また赤ちゃんと一緒に家に帰れないな」と思いましたが、とりあえずほっとしました。

陣痛室で2時間程休み、切迫早産の大部屋から個室に移動です。

取り上げてくれた助産師さんがいい方で、陣痛室から部屋へ車椅子で移動するときにいろいろな話をしてくださいました。
2人のママさんなのですが、36週5日で出産したことや、36週で逆子になって37週で戻った経験があるそう。

自分と同じような経験をされていて、何だかとても嬉しくなり心が和みました

まりな

2人目は15分のスピード出産だったそうで、びっくり。
みんなさまざまな経験をしていて、妊娠・出産が100点だと思えることは、なかなかないんだろうと思いました。

部屋に入ったのは午前2:00くらいでした。
産後ハイという言葉がありますが、わたしは何もせず、静かに布団に入りそのまま朝まで寝てしまいました。

第2子出産を経験して

今回はつわりによる脱水や貧血、切迫早産緊急入院、逆子、低出生体重児など…大変不安の多い妊娠出産でした。
入院中にネットで見て「退院前に点滴を止めたあとの張り返しが陣痛に繋がって、退院せずにそのままお産になる人もいるんだってー。」と夫に話していましたが、その通りになりました。
産前産後合わせてちょうど1ヶ月間の入院生活となったのですが、今ではすごく良い思い出です。

ただ上の子に大変な思いをさせてしまったことだけは、ごめんねという気持ちが消えません。
その分、ますます愛を伝えていこうと思っています。

これを機に帝王切開体験談のブログ記事を探してたくさん読んだことで、帝王切開の産後大変さが分かりました。
経膣分娩のつもりでいて、理由あって帝王切開でのお産となったことを受け止める葛藤もあるだろうし、回復に時間がかかるのは本当に大変なことだと分かりました。
経験者の気持ちを想像できるようになったことも、経験不足で生きてきている自分にとっては良かったと思っています。

今までただただ上の子が可愛く、男の子可愛い♡100%でした。
そして…まぁ2人目も可愛い、女の子も可愛い♡のです。
自分の子はどうしてこんなに可愛いのか…。

出産の感動を再確認できたことで、上の子も今まで以上に愛おしくなりました。
毎日一緒にいてくれるだけで、感謝があふれます。
本当に2人の命が愛おしく、生まれてくれたことにただただ感謝です。

ありがとうね。

あなたの妊娠・出産・育児が幸せなものであるように祈っています

まりな

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございます。

合わせて読みたい
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-子育て