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33週切迫早産緊急入院!上の子は?スケジュールは?安静生活体験談

第2子妊娠33週切迫早産緊急入院!上の子は?スケジュールは?安静生活体験談
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まりな

フリーランスwebライター| 2018年生まれ男の子/2024年生まれ女の子のママ| 強めのHSP| 自由に生きたい30代

第2子妊娠33週のとき切迫早産で緊急入院となり、36週5日で出産しました。

入院までの経緯、入院中のスケジュール、5歳の上の子のお世話はどうしたのか、
また妊娠期間に余裕を持ってしておくいいこと等、実体験からの学びも全て記録したいとします。

妊娠の経過はそれぞれですが、切迫早産に不安を感じていたり、今まさに診断を受けた人の心が軽くなれば嬉しいです。

切迫早産と診断されるまでの経緯

お腹の張りを軽視切迫早産と診断されるまでの経緯

(お腹きゅー)あーまた来たー最近どうしてこんなに張るんだろう…

まりな

妊娠後期に入り、あるときから毎日のように、お腹に強い張りを感じていました。
「お腹が張ったら休みましょう」という情報は目にしていたので、休んで落ち着くのを待っていました。

32週の妊婦検診で異常はなく、お腹が固いから張ったときには腹式呼吸をするようにとのこと。

数日後、少量のピンクや焦げ茶色のおりものがありました。
お腹の張りも、おりものも「まぁ、よくあることなんだよね」と思ったくらい。
それと同時期に「出産に向けて体力をつけなくちゃ」と思い、2日間1~2時間の散歩をしました。

妊娠33週0日の朝、少量きれいな赤色の出血が…。

普段通り上の子を保育園に送り出す準備と、家事で動きながら「これくらいの出血、大したことじゃないかな…」等と悩みました。
ですが真っ赤な出血は初めてだったので気になり、産院に連絡することにしたんです。

電話で看護師さんに話すと「出血が止まっているなら様子をみましょうか。」といわれました。
念のため、色の着いたおりもののことも伝えると「それは出血だから、一度診察してみましょう。」とのことで、すぐ産院に向かうことになりました。

内診してもらうと、一部卵膜が剝がれていて、そこからの出血でした。
胎児の頭も下がってきていて、子宮頚管も短くなっていたのです。
羊水が多いこともあり、破水が心配だとのこと。
1週間前と状態が変わってしまっていて「何か無理した?」ときかれ、散歩のことを話すと「散歩ぐらいみんなするしね。」といわれました。

お腹が固いのでNSTで検査したところ、頻繁にものすごく強い張りがあることが確認されました。
院長先生も驚くほどの張りだったのです。
今すぐ入院・点滴で、収まらなかったら大きな病院へ行かないといけないとのこと。

卵膜が剥がれたのも、張りが原因でした。

深刻さがわかっていないわたしは「入院で点滴って…今日は帰れないってことか…」なんて思っていたんです

まりな

院長先生に何日入院なのかきくと、まさかの「4週間」‼
ここから頭が真っ白になりました。

上の子はどうするのっ…⁈
それしか考えられませんでした。

入院の準備も家族に頼んだ方がいいとのこと。
動揺したまま夫に電話して事情を話すと「必要なもの持っていくから、リスト送っておいて。」と、わたしと真逆でいつも通り落ち着いていました。

待合で待っていると、助産師さんが車椅子を運んでいたので「陣痛の人が来たのかな、頑張って!」と思っていると、わたしの呼び出しベルがなりました。

さっきまで家中動き回って、産院へも運転してきたのに、突然人生初の車椅子に乗ることになったのです。
病室に向かいながら心の中で「わたし、歩けます」といっていました。

ベッドの上で、必要なものリストを見ると「切迫早産で入院される方へ」と書かれていました。
そこで初めて「わたし、切迫早産なんだ」と認識することに。
「切迫早産」という言葉は聞いたことがありましたが、縁がなかったため経産婦なのに、それくらい知識がなかったのです。

「4週間」という響きに圧倒されて、ベットの上で頭の中をぐるぐるさせることしかできませんでした。
すぐに助産師さんに点滴を刺してもらい、そのまま24時間の点滴、洗面・トイレ以外はベッドで寝ているという安静生活が始まったのです。

それではわたしの場合の、安静入院中のスケジュールをお伝えします。

切迫早産入院中スケジュール

安静入院中 タイムスケジュール

  • 5:50 起床
       トイレ
       洗濯物を廊下へ
  • 6:00 検温・血圧・NST(30分)
  • 7:00 漢方飲む
  • 7:30 朝食
  • 8:15頃 洗顔・歯磨き
  • 9:45頃 3日に1回 シャワー
       それ以外の日 清拭
  • 11:30 漢方飲む
  • 12:00 昼食
  • 12:45頃 歯磨き
  • 13:00 検温・脈拍数
  • 13:30頃 月・水・金 診察
         金 妊婦検診
  • 14:50 トイレ
  • 15:00 NST(30分)
  • 17:00 検温・血圧
  • 17:30 漢方飲む
  • 18:00 夕食
  • 20:00 就寝(消灯時間22:00)

病院食の朝食

わたしの入院していた産院では6:00起床の放送がかかります。

自分ルールで、5:50にアラームを鳴らして起きていました。
まずトイレに行っておきます。
次に検温をして、記録。
洗濯物をまとめて、廊下に置いておきます。
ここまでを、回診の前に終わらせていました。

助産師さんの回診では、血圧を測り、お腹にNSTの機械を付けてもらいます。
NSTはノンストレステストといって、胎児の心拍と子宮の収縮を調べるものです。
30分間経つと機械を外しに来てくれます。

赤ちゃんの心拍をひろえなくなるとアラームが鳴るので、ナースコールを押して付け直しをお願いします。
お腹の子はすごくよく動く子だったので、アラームが鳴ることが多かったです。
わたしは3Fの部屋にいたのですが、2Fのナースステーションから来てくれるので申し訳なく思ってしまうんです。

7:30~朝食

食事は毎回ベッドの机まで運んでもらえます。

朝昼夜ととても手をかけてあり、とても美味しいお料理でした。

妊娠した時から産後入院中のお料理を楽しみにしていましたが、早いうちから長期間食べられることになってしまいました。
これも引き寄せたのでしょうか…。

産後入院中の食事に比べると、お米が減らしてあったのと、15:00のおやつはなしになっていました。
ですがボリュームもあり、安静生活をしているわたしは体重が増え過ぎてしまうのではないかと真剣に悩み、助産師さんに相談することに。
「カロリー計算されているので、切迫早産で入院されている方はあまり体重増えないんですよね。」とのことで少し安心しました。
看護師さんにも話してみると「食べれるんでしょ、食べなよぉ。」と優しくいってもらい、気持ちが和みました。

さらに体重の増え過ぎは良くないという考えの産院だったので「ここの食事なら全部食べてても大丈夫かも…」という期待もあったり。

結果本当に増えすぎることはありませんでした

まりな

間食しなかったこともありますが、天ぷら等の揚げ物も出してもらえていたので、さすが栄養士さんだと感じます。

わたしの場合、入院したときに当帰芍薬散を処方されました。
血行を良くして体をあたため、貧血症状を改善、痛みをやわらげたりホルモンバランスを整える効果が期待できるそうです。
また切迫早産の場合に使われるウテメリン(リトドリン)の副作用を軽減できるようなのです。
食前30分に服用していました。

症状が落ち着いて先生の許可が出てからは、3日に1回シャワーに入ることができました。
それ以外の日は清拭で、看護助手さんがフェイスタオルを3枚レンジで温めて持ってきてくれます。
毎日シャワーしたいっ!と思ってしまいますが、他の病院では週2回とか週1回というところもあるようですし、症状によっては何か月もシャワー禁止で頑張っている人もいますよね。

週に1回シーツ交換をしてもらえました。

シャワーしてドライヤーで乾かして…本当にありがたい時間でした。

病院食の昼食

12:00~昼食

午後から月・水・金に診察と消毒 金曜日には妊婦検診がありました。
外来が終わった13:30頃に迎えに来てもらい、車いすで移動します。

毎回院長先生が温かい言葉をかけてくださり感動していました。
「このまま落ち着くように祈っているんですけどね。」
「あなたは色々考えなくていい、こちらが考えることですから。」
「面会には来てもらえていますか。息が詰まる前に言ってください。」等、いただいた言葉は忘れられません。
院長先生にとって、数多くの妊婦さんの内の1人である、わたしのメンタルまで気遣ってくださり感謝しかありません。

こちらの産院では毎日洗濯のサービスがあり、朝8:00時までにまとめて廊下に出しておいた洗濯物を、当日15:00までに部屋に返しに来てもらえます。
自分でコインランドリーに行ったり、家族に頼むこともなく、いい匂いできれいに畳んで返してくださり、本当にありがたかったです。

面会は夫・実母のみ可能で、毎日14:00~17:00の間なら自由という決まり。
初めての面会のときに抗原検査が必要で、2,000円の負担です。
仕事の休みの日に夫が毎回、何かいるものあるかきいてくれて、頼んだ物と一緒にカップスイーツを持って面会に来てくれるのがとても嬉しい時間でした。

一緒にお腹の子の名前を考えたりして、良い思い出になりました

まりな

夫は自宅から90㎞離れたところに単身赴任中です。

激務をこなしながら週に2回往復し、上の子と義母のケアもしながらお腹の子のことも気にかけ、さらにわたしへの優しさも忘れずにいてくれました。

真冬でしたが、温かい病院でただ寝て、ご馳走を食べてを繰り返す自分が申し訳なくなり、夫に恩を返しきれないと感じていました。

病院食の夕食

18:00~夕食

夫が休みの日に、上の子と電話をかけてきてくれて話すこともありました。
画面のわが子の姿と声が、可愛くて可愛くて会いたかったです。
いつもにこにこしてくれていましたが、ある日笑顔もなく小さな声で「まま いつかえってくる?…」といわれたときには、胸が締め付けられました。

19:00くらいから早々に歯磨き等をして、寝付けない日もありましたが20:00くらいには電気も消して寝るようにしていました。
消灯時間は22:00ですが、それまで上の子と一緒に20:00寝ていたので習慣になっていたんです。

切迫早産で入院中の人の体験談を読んで過ごす

お腹の張り止めの点滴

入院生活ではシャワーや診察がない日は、何もすることがない時間が多かったです。

わたしは読書やノートにかくことが好きなので、入院するときに夫に本やバレットジャーナルのノートを家から持ってきてもらいました。
ですが最初はリトドリンの副作用で手が震えたり、頭も重く、集中力もなくなり能動的に何かする気持ちになれずにいました。

そんなときには、切迫早産で入院中の人のブログを探して読んでいることが多かったです。
人の体験って、どうしてこんなに価値があるのでしょう。

どのように経過していくかは人それぞれなのですが、妊娠・切迫早産・産後の体験談は、共感したり、安心したり、勉強になったりしますよね。
わたしの体験談も誰かにそんな気持ちで読んでもらえたらいいなと思い、ここに残すことにしました。

切迫早産入院中にあるといいもの

  • 爪切り
  • 布製でないスリッパ
  • ストローキャップ

入院準備のときに全然気付かなかったのですが、爪切りは必要になると思います。

家にある布製のスリッパを使っていましたが、スリッパの洗濯をお願いする気になれず困っていました。
布ではないものネットで探して、EVAのサンダルを夫に差し入れてもらい快適に過ごせました。
お気に入りで、今は玄関に置いて使っています。

入院前に出産準備品として、100円ショップでストローキャップを買ってありました。
夫に持ってきた方がいいかきかれましたが、まだいらないよと言っていました。
退院してから陣痛バックに入れて持ってこればいいと思っていたのです。
実際退院することなく出産を迎え、ストローキャップなしで出産しました。
わたしの場合は経産婦ということもあり、それ程長時間の陣痛ではありませんでした。
ですが初産婦さんであったり長時間のお産になると、ストローキャップなしでは絶対に辛いので、念のため持っておくことをおすすめします。

妊娠中余裕を持ってやっておきたかったこと

  • 水通し
  • 美容院

ベビー服やバスタオルは購入していたのですが「もうそろそろ水通ししようかな」と思っていたところで入院になり、結局夫に頼むことになりました。
夫も忙しい中でしたし、水通しを自分でしたい気持ちもあったので、ベビーを迎える準備は早目の時期にしておけばよかったと思っています。

また、出産のときに良い状態の髪型だといいなと思っていたので、美容院にいくことを我慢していたんです。
その結果入院中もぼさぼさのままで過ごすことになり、当然出産も…。

その上産後1ヶ月間は極力外出しないと決めていたため、産前産後に半年程伸ばしっぱなしになってしまいました。
タイミングは難しいですが、できるだけ「出産になっても大丈夫」な状態をキープできるといいと感じます。

上の子に会いたい

入院期間中わたしの1番の気がかりは、やはり上の子のことでした。
赤ちゃんはお腹の中で元気に動いてくれているので、そんなに心配になることはなかったです。

上の子は年中で、保育園に通っています。
夫が仕事を4週間休むことは難しく、義母に家に来てもらうしかありませんでした。

朝いつも通り保育園に送り出され、返ってきたらわたしがいないという状況…。
突然のことに、小さな心で戸惑ったかなと思います。
そんな中で、頻繁に会ってはいたけど、完全に打ち解けているわけでもない義母との生活が始まったのです。

これまでも保育園から帰ってくると疲れており、お風呂や歯磨きが面倒になってしまいがちで、毎日何度も口うるさく言って寝る準備を進めていました。
わたしでも大変なので、やはり義母の呼びかけではお風呂に入らなかったり、なかなか歯磨きもせずにいたようです。
夫も家にいないときはどうすることもできず、2人で本当に悩みました。

精神的な面では、最近しっかりしてきたとはいえ、寂しい気持ちなのではないかとすごく心配でした。
表面的な面では、わたしの中で「虫歯のない大人に育てる」と決めていたので、もし大切な歯に何かあったらどうしようという考えが頭をぐるぐるして抜け出せませんでした。
検索しても解決法はなくて絶望しました。
心がぐちゃぐちゃで、夫が返ってから泣きました。

その後ふと電動歯ブラシはどうかと思い相談すると、夫も「よく歯ブラシくわえたままのことがあるからいいかもね」とのことで、こども用の電動歯ブラシを買ったところ、面白がって使ってくれたようでした。

夫に様子を聞くと「やさぐれている」とのこと…。
今までと違い、夫がいてもお風呂に1人で入るようになったり、1人で寝たりといった変化があったようです。
複雑な心境からか、上手く甘えられなくなってしまっているのかなと思いました。

そして義母にも大変な思いをさせました。
真冬だったので雪の日に保育園まで歩いて送迎してもらったり、偏食の上の子に何を食べさせたらいいのかと苦労したようです。
みんなに迷惑をかけ、1番大切にしなければいけない上の子にも寂しい想いをさせ、もう一人産みたいと思ったことがいけなかったのかと思って落ち込みました。

ある日義母からテレビ電話がかかってきたとき、ニコニコと笑顔でうつる上の子。
そして義母の「どこにかけてるの?」という声が聞こえてきました。
上の子が自分で操作したようで、そんなことができるようになったのかと驚いたということもありました。
「勝手にかけたらだめだよ」といいながらも、わたしと話そうとしてくれたのかと嬉しくって…。

どれだけ考えても何もしてあげられることがなく、退院したらただただたくさん抱きしめようということだけ決めていました。

産院のみなさんへの想い

入院中は早産しないかということ、家族のこと…当然気になることはたくさんありました。
ですが毎日の入院生活は、とても快適だったんです。
先生や助産師さんや看護師さん等、スタッフのみなさんにとても親切にしていただいたおかげです。

何かお礼がしたいと感じましたが、自分で用意することもできず、また夫にお願いすることになるので悩みました。

そんなとき夫が「何か産院の人にお礼するの?」ときいてくれたので、一緒に選んで手配してもらい、産後退院の日に手紙を書いて一緒にお渡しすることができました。みなさんで食べてもらえるようなお菓子にしました。

夫がお礼について同じように感じてくれることが、本当に嬉しかったです。

この世は良い人しかいないと感じる程、温かい気持ちで入院生活を送ることができました。

家の近くから選んだ産院でしたが、本当にここで生むことにして良かったと思います。

切迫早産で入院中の人に伝えたいこと

切迫早産…その意味も知らないくらい、自分には関係のないことだと思っていました。
お腹のはりをそのままにしてしまったことを「無知で、考えが浅かった」と後悔しました。

上の子に本当にかわいそうなことをしたと自分を責めたり、どうしてこんなことになってしまったのだろうと落ち込む日々。

色々なことを考えました。
その中で感じたことがあります。

上の子は5歳になり体は大きくなったけど、まだ抱っこが大好きです。
ときにはリビング等で寝てしまい、抱き上げて移動しないといけないこともあります。
朝保育園に送り出すまでも、毎日走り回って準備をしています。

このままの生活をしていると、お腹に負担がかかってよくない状態になると、赤ちゃんが教えてくれたんじゃないかと思うんです。

上の子に面会すらできなかったり、夫や義母にも迷惑をかけてしまいました。
でもできるだけ安全にお産ができる状態でいさせてもらえて、本当にありがたい経験だったと感じています。

何より、またもう1人の愛しい子を産むことができたのです。

あなたの今ある状況も、必要なことなのだと思います。
どんなことにも必ず意味があって、良い未来のために起こったことなんですよね。
赤ちゃんと自分を信じることって大切です。

一度たくさん落ち込んだら、自分に優しい言葉をかけてくださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます

あなたの妊娠が素晴らしい出来事となるよう、願っています

まりな
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